2007-10-13 幻の森 灰色にみえる街にも 澄んだ小鳥の声が響いて、風が吹いて、虫が鳴いて、草が生えて、木が立っている 生命の記憶を身体と心が思い出すと、そこが森に思えてくる どこにもない けれど確かにある 幻の森 きっと、人はその森を失っては生きられない 見えないけれど、確かにあるもの それを感じていなければ、この世界で呼吸すらできない 幻の森 生命の記憶