2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

・・まだ名前が無かった頃のこと・・

見えるもの 聞こえるもの 触れるもの におうもの 知覚のすべては 記憶と結びついて 現実世界に物語を作り出す もしかすると それは 自分が生きているという錯覚 生きているという認識 生きていたいという なにものかの欲望 いつもより重かった 夏という時間…

こちら側の正義

人間は自分 或いは自分達のしていること 存在や 在り方 為していることが 正しいと思いたがる けれど それは何に対しての正しさなのだろう 正しさはそれを補う 正しくなさ まちがいによってしか 裏付けられない だから正義はいつも悪を求める 何かや誰かを悪…

魂が見ているもの

魂は何も恐れていない気がする なのに 毎日の生活が これほどの恐れにあふれているのは 人が魂とどれほど深く離れた場所で 生きているのかを 物語っているのかもしれない 魂は何を見ているのだろう あるがままの今を 思考に遮られて 人間には見えなくなった …

ジンジャーアート

p1*ジンジャーアート シルクロードを旅する商人のことを ショウガはよく覚えておりました 或いは 弥生時代に馬に乗っていた人のことを ショウガの記憶は ある夏の日に 暇な人間によって 思い出されました

深い悲しみ

この世でもっとも惨めな人は 自分の惨めさに気づいていない人 案外 そういう人が セレブと呼ばれるのかもしれない

世界一高い場所

生物として人間を考え直さなければならないと思う・・と そういう言葉を聞いた 人間としての人間ではなく 生物としての人間 生物としての人類 人類が知るところの世界最高峰 世界でもっとも高い場所 エベレストからの視界を撮影するという エベレスト世界最…

彼女が選ぶ道

姪が中学でいじめにあっているらしい いじめというより 部活の仲間内での 巧妙な貶めあい 時に10人近い相手に ウザイ キモイと 白眼視され 時に手のひらを返して 和解を求めてくる 人の心に鈍感な世代ならではの残酷な居場所獲得ゲーム 彼女はたった独り孤立…

風よ 雲よ 光よ 虹よ

それは 自分を見失った時の呪文 風よ 雲よ 光よ 虹よ その名を呼べば 彼らは答う 我はここに在り

フラワーパワー

よろけるほど重い荷物を抱えていたのに、 見たらどうしても買いたくなってしまったヒマワリ いざとなったら口にくわえて帰ろうと お金を払って花を手にしたら 不思議なことに 腕に食い込むように重かった荷物が軽くなった 左右のバランスがとれて 均等に荷物…