思い出してはなりませぬ
過去生は(たぶん絶対)無理に思い出してはいけないと思う
どんな偶然であるにせよ準備ができた人だけに、何らかのカタチで知らされたり、伝えられたりするもので、無理な退行催眠で引き出しても、何の恩恵も無い
というより、相手を操るために必要の無い誘導をするのは邪悪なエゴの為せる業
ペテンに近い誘導師だってたくさんいる
過去生の想起なんか必要の無い人だっていっぱいいるのだ
(むしろそっちの方が多いと思う)
魂の記憶に触れるものは自らの魂の記憶に誠実に向き合わなければならない
それは、これで終わりという終着点のない無限の螺旋階段を降りたり、進んだりすることを、意識的に選び取ってゆくことなのではないかと思う
大概、人の過去は暗い
無知と闇が支配する世界に誰もが生きているし、いまという現実(だと人が信じているもの)だって、なかなかの暗さだ
そうでなければ、ウツが流行ったりはしない
ウツは一番やさしい手順で、闇に向かい合わせてくれる
その憂鬱さ、憂いは、自分が何か大切なものから隔てられているという感覚からやってくる
その感覚に素直になったとき、見る必要があれば過去生だったり、霊的世界だったりの情報が入り始めてくる
だから、ブームだからといって、知る必要の無い過去の魂の経験を暴く必要はぜんぜん無い
ブームに流されやすい人は誘導催眠にも残念ながらかかりやすい
‘疑う’という健全なエゴが育っていない無邪気な人には、余計に危険だ
すべてのスピリチュアルカウンセラーが江原さんや美輪さんのようなわけではない
中には自分が儲けて名声を得るために、こういう知識を身につける人もいる
(ほんとはこの世界は知識で知ることかできる部分は少ないと思うけれど…)
とにかく、まずは自分に優しくすること
それが第一歩
それが本当にできたら、スピリチュアルな知識なんてホントは必要無い