完璧ではないけれど

せっかく人間に生まれてきたのに
絶望も失望も経験しないでいるのは
もったいない


でも、それを経験しているときは
人間になんて生まれてこなければ
よかったと本気で思う


そうやって暴れている自分を
誰かが微笑んでみていてくれる

それをどこかで知っているから
今日も安心して絶望と失望の
シャワーをくぐる


ちっとも完璧ではないけれど
嘘ではない自分の気持ちを
経験したり、ましてや人に
伝えたりすることは難しい


どれが本当の自分の声なのか
いつもわからず
耳を塞いで迷う

それでも
迷っている自分が自分なのだと
どこかで知っている


「わからないときは
わからないってことが
はっきりしている

決められないときは
決められないと思っていることが
はっきりしている

その曖昧さを自分の中で
許しなさい」


敬愛する姉御の声が
耳の奥で響いた

感謝です