私は在る

幼児は自分の身体を知っている。
だが、身体を基盤とした区別を知らない。
ただ意識していて幸せなのだ。
結局のところ、それこそが生まれてきた目的なのだ。
在ることの喜びはもっともシンプルな形の自己愛だ。
それは後に、真我への愛として成長する。
幼児のように身体と自己の間に、何も妨げるものなく在りなさい。
生活のなかでの絶え間ない精神的騒音は、そこには不在だ。
深い沈黙のなかで、自己は身体を観照している。
それはまだ、何も書かれていない白紙のようなものだ。
その幼児のように在りなさい。
あれやこれに成ろうとするのではなく、在ることに幸せでありなさい。
あなたは意識界に完全に気づいている観照者として在るだろう。
だが、あなたと意識界の間には、いかなる感情も観念も立ちはだかるべきで
はない。