有償の愛

誰だってありのままの自分をみて欲しい

飾らない 気取らない
奢らない かくさない
宇宙がデザインしたままの自分


けれど人間が使える魔術は
ありのままを複雑にわかりにくく隠すこと


シンプルで単純なことを異様に飾り立てること


だから愛に条件付タイプ無償無条件タイプが生まれる

無条件の愛という観念が創造された時
シンプルな本当の愛は
消えた


愛はもともと無償無条件。
だから愛

でもそれは人間には持ち得ぬ力

だから有償の愛という言葉をしっかり意識して使う必要がある


愛は求めない 裁かないなにも必要としない


人は愛を理由に何かを求め、裁き、必要とする

愛することに特定の個人が必要だと思う
それが有償の愛


人間に愛は不可能だけれど有償の愛から学ぶことはできる


大切なのは、いま愛だと思っているものが有償の愛で
決して本物ではないことを意識しておくこと


相手がいるように感じるなら、それは愛にはなり得ない