2011-01-01から1年間の記事一覧

彼女が選ぶ道

姪が中学でいじめにあっているらしい いじめというより 部活の仲間内での 巧妙な貶めあい 時に10人近い相手に ウザイ キモイと 白眼視され 時に手のひらを返して 和解を求めてくる 人の心に鈍感な世代ならではの残酷な居場所獲得ゲーム 彼女はたった独り孤立…

風よ 雲よ 光よ 虹よ

それは 自分を見失った時の呪文 風よ 雲よ 光よ 虹よ その名を呼べば 彼らは答う 我はここに在り

フラワーパワー

よろけるほど重い荷物を抱えていたのに、 見たらどうしても買いたくなってしまったヒマワリ いざとなったら口にくわえて帰ろうと お金を払って花を手にしたら 不思議なことに 腕に食い込むように重かった荷物が軽くなった 左右のバランスがとれて 均等に荷物…

トンボの記憶

昆虫の中で トンボの羽がいちばん薄いのだと 中学の理科の先生に教わった記憶がある 「だから、神様が何か好きなものをくれると言ったら、トンボの羽をつけてもらう。学校の屋上からさ、町を眺めて、今日はあそこに行こう!ブーン…って飛んで行ける…いいよね…

都会の森

蝉が鳴き 鳥が暮らし アリが這い 草が繁り 人が木陰に休む 体から自然に 微笑みが生まれてくる 幸せな安らぎが 森の背後に聳える 威圧に負けずに 息づいている 人類の最終目標が 地上の森のすべてを 抹殺することであろうとも森は負けない なぜなら 森がなく…

魚の記憶

ハトの群れが 魚のように空を滑ってゆくのを眺めていると 海の底から 水を透かして 空を見上げているよう 魚だった頃の記憶も 意識のどこかに残っているのだろうか

ヒマワリだもん

どこに在るときも花は自分をためらわない 遠慮も気兼ねもなく ドカン!と咲く どこで咲こうと ヒマワリはヒマワリ アジサイにも朝顔にも なろうとしないし なれないと知っている その咲きっぷりに 誰も文句は言えない その高潔さに 人の霊は 凛と鳴る

本当のもの

どんな困難にも 笑って立ち向かえる幸せ それが本当の楽しさ 何が起こっても 自分で対処していける その信頼が本当の自信 刺激を求めて 快楽に溺れ 小さな画面に見入って 恐れを誤魔化し なにもかもわかったフリをして 怠惰に流される その生き方の中に 楽し…

幸せの条件

幸せは な〜んにもいらないと 知っていることその知っていることを 生きていること ここにいるだけで シアワセ人も物もお金も情報も な〜んにもなくても ただただ シアワセそれ以外の幸せは すべて ツクリモノ

命の目的

消え去ること それが森羅万象 生じたものの目的 消え去るために生ず これほど安らかで 本質的な目的はない

無常を生きる

生あるものは 常に死とともに 死を観ることなくして 真の生は無し

真実のみを…

もし人が嘘をつかなくなったら 世界は沈黙する

先行きの不安は…

先行きが不安という人間は将来が不安なのではなく いま現在が すでに不安 その不安を ただ将来にも持ち越そうとしているだけで どこにもない不安な将来を作り出そうとしている その不安の根拠は 大抵 自己不信 自分を信じられない人間は何も信じられないから…

死ぬことが怖いなら

もし 本当に死ぬことがいやで怖いのなら 死ぬほど本気で生きなければならない もしかすると そう思うのなら すでに死んでいるのかもしれないから

魂の声は

魂の声を見失ってしまうのは それがあまりに小さいからささやかで 謙虚で 決して押し付けようとはしないから

神の意図

神は 孤独を知りたくて人類を創ってみた

勝者の約束

戦って勝ち取った模型ものは 必ずし失うことが運命づけられている それを知っているから 失う恐怖故にさらに戦う更に勝ち取り 更に失う 失われる定めのものは すでに失われているか 存在していない 失われないものは 勝ち取る必要がない

ドコマデモ

どこへ行きたいのだろう? ドコマデモ ドコマデモ ドコマデモ 何が起きても ドコマデモの途中

受難の水

福島第一原発は水棺にするべく作業進行中だという ビンラーディン氏はすべてを深く沈めるべく水葬に 何かが水の中に葬られてゆく 水の棺 永遠に沈黙させられ抑圧された原子の記憶 寒々しい光景しか目に浮かばない 波動の転写力が強い水にこれほどの暴力の記…

人間の特性

生きるために必要ではない どーでもいいことをすること人間の特徴戦争から 原発の開発まで たいへんどうでもいいだから人間臭い

これからという次元

気がつけば、なんだか時間の流れが変わって 異様に早くなった気がする 地震の影響で地球の自転速度が速くなって 1日が短くなったというから そのせいかも知れない 地球が 変わってゆく 本格的な次元上昇が 始まったのだな…と思う 何年も前から 準備せよと …

問いかけよ、さらば答えん

答えが先か 問いかけが先か 答えを知っているからこそ 問いかけなければならない 答えを知っていることを知るには 問いかけを導き出さなければならない だから 問いかけを求めているのは 答えのほう 問いかけを間違えるから 答えも間違う それでも 問いかけ…

真実を知る

真実を知りたいと 人は思う けれど それはいつも決まって 他人の真実 だから それはいつも決まって裏切られる 他人の真実を知り得ても 自己自身の真実にはたどり着けない 他人を自己の代償にした 罪悪感だけが意識に残る

信じること

神は乗り越えられない試練を与えない と聞く ならば この試練を乗り越えられないと思う疑いをこそ 越えなければならないのか

過去生を見に行ったとき

過去生を見に行ったとき道の真ん中で 一人で刀を振り回している男を見た 遠巻きに人が取り囲み 自分に人が近づかないように 喚きながら 脅しながら 刀で威嚇しているのだけれど 威嚇しながら 心の内で「助けてくれ!」と 泣き叫んでいた <本当は、どうした…

子犬が見る夢

ペットショップの前を通りかかったら 子犬が一生懸命眠っていた違う種類の仲間と 体をよせあってそれは 寝ているというより大切なことをわすれないように 大きくなってもわすれないように 懸命に思い出して 記憶に焼き付けようとしているようだった 生まれて…

他者を攻撃するのは おびえているものだけ

私は在る

幼児は自分の身体を知っている。 だが、身体を基盤とした区別を知らない。 ただ意識していて幸せなのだ。 結局のところ、それこそが生まれてきた目的なのだ。 在ることの喜びはもっともシンプルな形の自己愛だ。 それは後に、真我への愛として成長する。 幼…

いちばん不安定なもの

いちばん不安定なのはまったく動かないもの

人類卒業のために

いつか 人類を卒業する日が来る 卒業しなければ先はない 進化しない 人類から先の進化は 自動的ではなく 個人の意志に委ねられるのだそうだ ここで終わるか 先へいくか みんながいくからいく…は 通用しない もしかすると みんなが選んでいる道は 先へはいか…